当事務所の方針

丁寧に事情を伺う

初めて法律事務所にいらっしゃる方の中には、緊張していて、なかなか思うように話ができない方もいらっしゃいます。
そういった方に、少しでもリラックスしてお話ししていただくために、法律相談では、できる限り和やかな雰囲気の中でお話していただけるように心がけております。

分かり安い説明をおこなう
いくら依頼者に説明をするといっても、それが難解な法律用語を並べたものでは意味がありません。
専門的な知識を分かりやすく説明することも、弁護士の役割と考えております。

時には、図表を作成して、依頼者の方が理解しやすいようにご説明いたします。

解決方法の見通しをお伝えする

弁護士は、専門的な知識やこれまでの経験から、ある程度事件の見通しを予測することができていても、万一予測と異なってしまった場合のことをおそれて、依頼者に対し、事前に予測を説明するということを躊躇しがちです。

しかし、依頼者にとっては、ご依頼いただく案件が、どのような結果になるのか見通しが立てられなければ、弁護士に依頼する必要があるのか、どの程度の弁護士費用をかける価値があるのかについて判断する材料がないため、ご依頼を断念したり、不安を抱えたまま依頼することになってしまいます。

そのため、私は、できる限り事件の見通しを率直にお話しするようにこころがけております。

もちろん予測には限界はありますが、事件の見通しについてのご説明を十分におこなうことも専門家としての義務と考えておりますので、もしご不明な点があれば、遠慮なくご質問ください。

多数の事件処理で得た経験を次の事件に活かす
正確に事件の見通しを読むためには、ある程度の経験も必要です。
私は2011年には、電話や面談で300件以上の御相談をお受けしました。

その全てを受任しているわけではありませんが、弁護士として、多数の紛争の解決に関わっていることで、新たに御相談した案件と類似のケースがあれば、守秘義務に反しないようにした上で、どういった解決方法が有効なのか、結果としてどのような解決ができたのかをお話することができます。

こういったご説明をすることで、依頼者もどのような解決が予想されるのかイメージしやすいようです。

 

正確な法的知識で闘う

法律は日々新たに施行され、また改正されております。
しかし、弁護士だからといって、当然に新しい法律の知識が備わっているわけではありません。

私は、弁護士という専門家としてのサービスをご提供するわけですから、その名に恥じないように専門的知識を身につけていくよう努力しているつもりです。
また、裁判例を調査し、判例の知識も蓄積するようにしております。

特に裁判例の調査は、裁判でどのような証拠が必要なのか、また裁判所のどのような判断が予想されるのかを依頼者にお伝えするために非常に重要です。
そして、日々の研鑽で得た専門的知識を武器として依頼者の利益を実現していきます。

依頼者の方が納得できる解決方法を実現する

私は、依頼者の方が望む解決方法がかえって依頼者のためにならない等の問題がある場合、専門家としてその問題点を指摘するようにしています。
これは一見、依頼者の意向に反しているように見えるかもしれません。

しかし、依頼者の方のご希望が、残念ながら依頼者の方の利益にならないこともあります。
また、弁護士が、依頼者の希望を相手に伝えるだけの存在であれば、代理人を専門家にする意味がなくなってしまいます。

私は、報酬をいただく以上、もっている経験と知識を総動員して、なにが依頼者のための最善の解決方法なのかを検討し、その根拠を的確にご説明することも、依頼者に対する責任と考えております。
そうしたプロセスを経て、依頼者の方が決断されたご判断を尊重して事件の解決に臨むことで、最終的に、依頼者の最大限の利益を実現し、かつご納得いただける解決方法が実現できるのです。